プロサーファーとして稼ぐ3つの心得

column
03 /18 2015
『プロサーファーじゃ飯食えないよ』『プロサーファーで食べていけるの?』と一般人の方はよく言う。

実際、メーカーやサーフショップも苦戦を強いられているのが現状で、
ひと昔前のサーフィンブームの時は、それなりに金銭をもらい契約しているサーファーが大勢いた。
今は違う、一流のインターナショナルブランドはもちろん、ドメスティックブランドでさえスポンサー契約を結んでもらえないプロが多数いる。

現在ではサーフィンだけで生活できているサーファーは日本でもごくわずかだ。

プロサーファーも一つのビジネスであり、職業である。
お金を稼がなければ生活も活動もできない。

契約スポンサーからの協力が無く、自力でツアーを周りコンテストにでて、トレーナーつけてトレーニングし、毎日サーフィンだけの生活など、よほどのボンボンお坊っちゃまでなければ無理だろう。

また、賞金だけで暮らすといっても賞金が安い日本のコンテストでは賞金だけで暮らすというのは夢の話。
ワールドツアーに入りインターナショナルブランドからのサポートとなれば話は別だが。
日本で全戦優勝すればなんとかなるが、運も必要なサーフィンのコンテストではなかなか厳しいだろう。




自分は、自身でサーフボードブランド『LazyBoySkill』を立ち上げ順調に売り上げを伸ばしているが、おかげさまでプロサーファーだけでもそれなりに生活が成り立っている。
これからプロを目指すサーファーや現在プロサーファーで苦悩している若者に、現在より活動の幅を広げることのできるアドバイスをしたい。
もう、すでに稼げているプロはどうでもいい。
必死に練習し、上を目指し悪戦苦闘しているサーファーにアドバイスしたい。
可能性のあるサーファーが多いのにもったいない。

●自分自身をブランディングする。

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自分のサーフィンスタイルを確立することである。現在は、サーフィン上手なだけでは人は魅了されない。
個人のバックボーンやライフスタイルに紐付かれて人は魅きつけられる。

キャラはとても重要だ。

それは、サーフィンがカルチャーだと言われる由縁でもあり、他のスポーツとは違うところだ。
結果が全てではないのである。

自分の趣味、嗜好を存分に表現してしまえばいいだけだ。

車が好き、バイクが好き、料理が得意、ビックウェーブが得意、◯◯オタクであるなど何でもいい。
人より少しだけ得意な何かは誰にでもあるだろう。
サーフィンが上手いにプラスして、さらに何かでレバレッジをかける。

そうすると、キャラが生まれその他大勢の中に埋もれてしまうことはない。

自分らしくいれるので輝いてくるし、人と違う何かを持っているので自信がつく。

必然とメディアも注目するのである。

●どこからお金が流れてくるか理解する。

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賞金のみで生活できているプロはさておき。
大抵の稼げているプロは契約金で成り立っている。

スポンサーから契約金をいただいているのだ。
金持ちや、税金対策でサポートしてもらっているケースは除いて、契約金は、大体がサーフィン業界の企業やメーカー、shopの人達が必死で商売して作ったお金である。

この業界不振の中、自社の社員もカットしたい企業の現状でどうお金を貰うかだ。

それは簡単で、メーカーや企業の売上アップに貢献すればいいだけである。

そもそも、メーカーやshopが売上あがらないのに契約金を払えるわけがない。

今の時代、自分が大会でこれくらい成績残したから、金をくれというプロもいる。
ひと昔前のバブル時代なら二つ返事で了承したかもしれないが、今は違う。
ライダーが大会で優勝して、スポンサー企業の売上がアップするようなことはない。

だから、先にメーカーを稼がせる!これが大事。

売上を上げれる協力を惜しんではいけない。

できることは色々あるだろう。

協力して売上が上がれば必ず還元される。
明らかに売上が上がっているにもかかわらず還元されないメーカーなら契約解除を進める。
メリットがないからである。

プロサーファーといえど、フリーランスの事業主である。
ビジネスだし、趣味ではない。

そこは、自分で契約先を見極める。

重要なのは、お金の入ってくる所をまず稼がせる努力をする。
スポンサーにとっては、とても嬉しいことだ。

サーフィンだけしていたいのは分かるが、プロサーファーというビジネスだということを
理解してほしい。



●常にサーフィンスキルを向上させる

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契約ができず、自力でバイトし、稼ぎ、コンテストをフォローしたり、旅したりしているだろう。
俺もそうだった。周りの同年代が遊んでいるときに、昼はサーフィンの練習、夜はバイト。
そんな日々が続いていた。正直辛かった。

だか、下を見ずにサーフィンのスキル向上の努力は惜しみなくするべきだ。
体調管理、トレーニング、スキルアップ、ボードのチューンなど
やるべきことは沢山ある。

サーフィンは終わりのない旅だ。いくら極めてもゴールがない。

ここでいいかなと思った時点で成長は止まる。

自分も今でももっと上手くなりたいし、まだまだ成長している。

サーフィンのスキルがあがるほど可能性は増える。
いつ何時訪れるかもしれないチャンスを逃さないよう稽古はしっかり積もう!



才能あるのに、埋もれてるプロサーファーは沢山いるはず。
人柄、人脈によりチャンスの大小はあるが、しっかりチャンスを掴もう。
だか、努力を惜しまず日々頑張っていることが大前提だ。

もっと、個性的で人々が惹きつけられるプロサーファーが沢山でてきて欲しいと思っている。
日本のサーフシーンを盛り上げるファクターの一つにプロサーファーがあることを忘れないでほしい。

くじけず、諦めず、メーカーやショップと共に成長し、なんとか成功を手に入れて欲しい。



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ak47

市東"Shige"重明
(シトウ シゲアキ)
1975年生まれ A型
177cm/73kg

プロサーファー
アーティスト
ライフスタイルクリエイター
LazyBoySkill surfboardオーナー
LBS galleryオーナー
市東道場プレミアムサーフレッスン主宰
落語協会サーフィン部顧問


競技用ショートからクラッシクロングまで様々なボードを巧みに乗りこなすプロサーファー
サーフィン雑誌、ファッション誌、ライフスタイル誌と幅広く活躍している

【経歴】
15歳でサーフィンに出会い海水漬けの生活を送る
17歳で千葉東支部のジュニアクラス代表
22歳でプロ資格獲得
23歳 カリフォルニア単独サーフィン武者修行
帰国後 17年間 プロとしてコンテストフル参戦
35歳 フリーサーファーへ転向

2012年Lazyboyskillサーフボードを自ら設立

プレミアムサーフィン個人レッスン『市東道場』を主催

サーフィン指導者、サーフボード開発、雑誌出演、モデル、講演、トークショー、執筆と仕事は多岐にわたり、サーフィンの楽しさを伝えると共にライフスタイルの提案をメインに活動している。


"Shige"からのメッセージ

『常識にとらわれるな、
普通の人生なんてつまらない。ぶっ壊す勇気も大切』

『他人を思いやる気持ちを皆が持てば世界は上手くいく、Respect each otherこれが人間の大切なこと』

『お金は大事。上手に使って循環させる。浪費ではなく自己投資に使えば財産になる』