『99%の会社はいらない』著 堀江貴文
book
【内容】
世の中には「忙しい、忙しい」と言っている人は意外と多い。だが僕も仕事をしている量で言えば、「忙しい」と口にしている人たちと同じか、それ以上だ。にもかかわらず、「そんなにたくさん仕事をしていない」と感じる。なぜなら僕は「自分の時間」で忙しい、だから楽しい忙しさなのだ。しかし世の中の人は「他人の時間」で忙しい。忙しくて不幸だと感じてしまう。その元凶の一つが、「会社」という仕組みだ。会社に属することは「他人の時間」に縛られることでしかない。本書は会社に代わる組織のカタチと、新しい働き方を記したものである。by 堀江貴文
【レビュー】
これからの時代を生き抜く方法をホリエモンが独自の視点で指南している。
ホリエモンらしい先見の目で近い将来、人間の働き方がどう変化していくのか?何が必要で、どんなスキルや生き方が時代にマッチするかが語られている。これだけITのイノベーションが急速に進む中、非常にリアルに、近い将来どう生きたらいいのか理解できた。
先日、アメリカの経済諮問委員会で議長が行ったスピーチは『オートメーション化(ロボット)によって人間の仕事が奪われる』というものだった。そこで発表された分析が『時給20ドル以下の仕事の83%はロボット(オートメーション)によって奪われる可能背がある』というものだそうだ。
俺もいずれはそうなると思ってきたけど現実味が増してきた!
確かに、コンビニや小売店、レストランのウエイトレス、工場の軽作業、なんかはロボットでも可能だし、経営者にとってはサボる人間より、真面目に働くロボットの方がメリットはある。
SHOPなんか、店員じゃなくてタブレットで全商品を丁寧に説明され、人口知能AIがあなたにぴったりのオススメ商品をリコメンドしてくれる、しつこい接客や使えない店員に気を使うなんていらない時代がくる。
そんな時代で生き抜くのはやはり『クリエイティブな人間』だろう。だから、今から創造性や新しいアイディアを考えるスキルを磨くしかない。
著者のホリエモンはこんなことも言っている。
『趣味が仕事になる時代』になると。
まさに、Youtuberなんてひと昔前では想像つかなかった職業だ。
自分の趣味やのめり込んでいる物を熱心に配信している、それが収入につながる。
ロボットや人口知能 AIが人間の暮らしを便利にしてくれ、人間が自分の時間が増えて余暇を楽しみ、その延長線上で遊びが仕事に変わる時代が来るという。
ITが進化し、人々の暮らしが急速に変化する時代です。
普通に暮らしていては、危ない時代に突入する。
自分を磨くとか、自分らしい生き方をするってすごく大切だなと感じた書籍でした。
ホリエモンの著書はよく読むが、非常に合理的で先見の目がある人だなと常々思います。
市東重明のTwitterでも日常で見つけた仕事や人生において刺さるフレーズをアウトプットしています。
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是非、一読の価値ありと思います↓